松本青年会議所とは?|松本青年会議所 長野県松本市まちづくりボランティア

松本JCの歴史

松本JCが生まれるまで

第二次世界大戦後、日本の社会は精神的にも物質的にも極度に荒廃した状態でありました。現状を1日も早く収拾し、新しい秩序を打ち立てなければならないという声が次第に高まって来ました。この時経済界で活躍している青年達の間に一つのグループを作ろうという機運が生じました。そのグループの目的は、青年が互いに切磋琢磨し、今後の日本の各界における指導者としての基礎を確立し、青年らしい情熱を燃やして「より良い社会」を着々と実現してゆこうというものでありました。
このような趣旨のもとに集まった青年の手によって東京青年商工会議所(その後商工会議所新法の制定により、青年会議所と改称)が1949年9月3日に設立されました。これが日本における青年会議所運動の先駆であります。このような運動は日本各地の指導的青年層に深い共感を与え、大阪、前橋、函館、西宮、名古屋等に続々と青年会議所(JC)が誕生しました。これらJC相互の連絡のため「全国青年会議所懇談会」が1950年に開催され、次いで翌1951年2月9日に7都市のJCを会員とし、全国的な総合体として社団法人日本青年会議所が設立され、通産大臣より認可されました。さらに1951年カナダのモントリオールで開催された国際青年会議所第6回世界会議で日本JCのJCI加入が承認されました。

私たち松本JCは1960年、35名のメンバーが中心となり全国188番目の青年会議所として発足。以来さまざまな形で「まちづくり」に貢献し続けている青年会議所です。

松本JCのこれまでの主な活動

全国で約750ある青年会議所の中でも、(社)松本青年会議所は偉大なる功績を認められているとともに大変注目されている青年会議所です。

(社)松本青年会議所では、1960年以来「生まれ育った地域をよくしよう」という概念のもと、様々な活動をして参りました。政治や経済だけに限らず、青少年育成、観光政策、保健福祉、環境問題、国際交流など、あらゆる分野で「今、地域に必要なものは何か?」を考え、実際に自分たちの手で各種事業を行っています。今回ご紹介するものはほんの一部です。


◎アルプス公園
松本JCの活動がきっかけとなって造られた公園で、「城山を子どもらの手に」のスローガンのもと募金活動からスタートし、1977年には日本JCの褒賞を受賞しました。





◎公開討論会
1969年 候補者の「政策」や「公約」を掲載した紙面を作成し全戸に配布する事業を企画。政策の松本はここからスタートしました。






◎松本ぼんぼん
1972年に、松本JCでは、「松本ぼんぼん」の原型ともいうべき「青山様」と「ぼんぼん」を町内の垣根をとって行いました。






◎浮世絵博物館
1975年 松本JCでは、草の根運動で浮世絵の保存につとめ、浮世絵博物館が誕生しました。






◎松本演劇フェスティバル
1987年 新しい松本の文化を発信すべく、「現代演劇フェスティバル」を開催しました。










◎州都松本
松本JCメンバーによる松本を「州都」にふさわしい魅力的な都市に変革しよう提言する書籍です。空港、音楽、サッカー、自然、文化、歴史…それら有形無形の財産を、市民総動員の文化力によって地域ブランドに育てようと呼びかけています。









◎コミュニティFM(Razuso)
地域の魅力をコミュニティFMを通して発信しようと1日限りのラジオ局を開設しました。信州大学・松本大学などの大学生と高校生のオリジナル番組も放送しました。




◎札幌線存続署名活動
松本空港札幌線存続に向けた署名活動をどこよりも早く開始。多くの署名により、札幌線は存続されました。






◎市制100周年松本ウォークラリー
昔の街道を歩きながら私たちの地域の魅力を発見!松本市制100周年の記念事業として展開されました。





◎OMOIYARI運動本棚と文庫本寄贈
水谷修先生や出版会社のご協力のもと児童園に本棚と文庫本を寄贈。子どもたちの笑顔がいっぱい溢れていました。